よもや話 大学病院の話

大学病院を直撃したコロナウィルスの流行(4)

コロナウィルスが大学病院の機能を直撃!

前回のお話(大学病院を直撃したコロナウィルスの流行(1))の続きです。

 

集中治療室がコロナ専用に!

この頃になると、患者さんが激増してきていて、重症化した患者さんもかなり増えてきていました。それに伴って、大学病院の果たす役割に「重症化した患者さんの治療」が加わりました。要するに、重症化して人工呼吸器で呼吸をサポートしてあげなければ死んでしまう患者さんの治療に当たらなければ行けなくなりました。

人工呼吸器での治療は基本的に集中治療室で行う必要があり、コロナウィルスの院内感染を防ぐ為に、コロナ専用の集中治療室を準備する必要がでてきました。そこでやむなく、集中治療室2つをコロナ専用にすることとなり、手術や集中治療が必要な患者さんの受け入れがますます難しくなっていきます。

さらに、集中治療室にはお医者さん以外にも様々な職種にの医療スタッフが働いていて、突然、自分が所属する集中治療室がコロナ専用になりますと知らされたので、みんな超びっくりでした(*o*)。

ただ、仲の良い看護師さんも多かったんですが、超びっくりしたにも拘らず、皆さん文句も言わず一生懸命隣働いていたので、本当に頭が下がります。

 

 

コロナ専用のフロアー誕生

集中治療室の準備に加え、激増する患者さんを受け入れるため、コロナ感染者専用のフロアを準備する事になりました。大学病院では、1フロアにだいたい3つの診療科のベッドが整備されています(たとえば、3F-A;消化器外科病棟、3-F-B;消化器内科病棟、といった感じです)。

従って、1フロアがコロナ専用になるということは、そのフロアにある診療科の病棟が消滅することを意味します。病棟の消滅を宣告された診療科は悲劇的で、自分達の病棟がなくなってしまったので、患者さんがいろいろな病棟にバラバラになってしまいました。しかも、入院をストップできる診療科は、入院を完全にストップし、さらに入院中の患者さんを近隣の病院に転院させ、病棟を自ら明け渡すという凄い技を繰り出していました。

コロナ専用になってしまうフロアの看護師さんもたくさんいましたが、これまた文句も言わず、一生懸命やっていて、頭が下がる思いでした。

 

軽症者はホテルへ、重症者は大学病院へ!

上記以外にも、病院の外に発熱患者さんの待機用のテントが設営されたり、医療用具が足りなくなりマスクなんて一週間に1枚支給してくれないなど、いろいろなことが起こりました。そしていよいよ、入院ベッドが無くなってしまうというギリギリのタイミングで、国の方針で有りがたい事に、軽症の患者さんを病院ではなく、ホテルなどの施設で収容してもらえるようになりました。

おかげで、大学病院では人工呼吸器が必要になる重症患者さんを頑張って受け入れることに専念できるようになり、お亡くなりになる方をかなり減少させることができたのではないかと思います。

 

 

今週はなんだか非常に忙しかったせいか、ちょっと硬い記事になってしまってすみません。コロナシリーズは如何だったでしょうか。はっきり書けないこともありますが、コロナウィルスの診療にあたるため、大学病院の診療がどのように変わって行ったか、なんとなくお分かりいただけたのではないかと思います。

次回、もう少しだけ番外編が続きます。最後まで読んでいただいてありがとうございました!

 

今回のまとめ

①集中治療室がコロナ専用になってしまった

②コロナ専用のフロアも準備された

③収容が限界に近づいたところでホテルが準備され助かった

 

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