よもや話

特別な看護師さん(最近流行の認定ナース2)

 

特別な看護師さん・最近流行の認定ナースの続きです

こんにちは。早速ですが前回に続いて、認定ナースを見ていきましょう。

 

②糖尿病看護師

ご存知の方も多いと思いますが、糖尿病は長く付き合っていかなければいけない病気です。逆にうまく付き合っていくことができれば、脳卒中や心筋梗塞を予防することができて、長く楽しく暮らすことができます。この長く、うまく付き合っていくには日々食事や運動に気を配っていく必要がありますが、なかなか一人では続かなくなってしまうことも少なくないんです。

 

お医者さんの外来に月に1回通院していても、時間的な制限からなかなか細かい相談がしづらいことが多いと思います。そんな時に、糖尿病看護師さんにお願いすると、食事や運動、日常生活について詳細に話を聞いてくれて、良いとろこ、改善したほうがよいところなど丁寧に教えてくれ、それが励みになってまた1ヶ月がんばろうという気になってきます。

 

この糖尿病看護師のかかわりが有るか無いかによって、糖尿病治療で最も重要な生活習慣の改善の程度が大幅に変わってくることも非常に多く、もしどこかで既にお世話になっている人がいる地すれば、非常にラッキーなひとかもしれません。

 

もし、糖尿病の治療が必要になったら、このような看護師さんにサポートをお願いしてみるのはいかがでしょうか^^

 

 

③脳卒中リハビリテーション看護師

この認定看護師さんは脳卒中にならないとお世話になることは無いんですが、脳卒中で入院した患者さんを診療していくときには極めて重要なキーパーソンになります。

最近は国の方針によって脳卒中の診療体制が整い、発症後4.5時間以内に治療の準備が整うと行うことができる「血栓溶解療法」を行う患者さんが増えてきています。これは、強い血液さらさらの薬を点滴して、脳血管につまった血栓を溶かそうとする強力な治療です。症状が一気に改善する可能性がある一方で、血液を強力にさらさらにしてしまうので、脳出血を起こす危険性があり、厳重にモニタリングをする必要があります。

 

こんなときにこの認定ナースがいると、1時間ごとに患者さんを診察し状態を把握してくれ、脳出血などの副作用に備えることができます。さらに、この強力な治療で改善しない場合には、「血栓回収療法」といって、細いカテーテルを血管内に通し、直接血の塊を回収してくるという、いわゆる「血管内治療」を検討していくことになります。この時にも、誰よりも患者さんの状態を把握しているこの認定ナースの情報が物を言います!

 

このように、超急性期の治療で重要なチームメンバーとしてなくてはならない存在ですし、通常の治療を行っていく際にも、リハビリを行う最適な時期を見極めたり、脳卒中で悪くなった飲み込みを評価して食事開始の時期を見定めたり、いよいよリハビリ病院で本格的なリハビリを行うためのリハビリ転院をサポートしたりと、とにかく大活躍です。(その分、勉強することが多くて大変ですが・・・)

 

簡単に説明してきましたが、このように看護師さんも専門分化が進み、スペシャリストとなってきています。もし縁あってお世話になるようなことがあれば、いろいろ聞いてみてください。またこれから医療系を目指す方々は是非覚えておいてください!

 

今回のまとめです。

・看護師さんの専門分化が進んでいる

・その専門性は医師をも凌ぐことがある

・患者さんに身近で診療のキーパーソンとなる

 

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