よもや話 医学部

医学博士ってすごいの??(博士号のあれこれ)(5)

 

医学博士のあれこれ

今回も医学博士についてのシリーズの続きですです。前回まではお医者さんが大学院にいって博士号を取得する主な理由・大学院の入学・卒業についてお話してきました。今回はそれを踏まえて、必ずしも「医学博士」の取得が簡単とはいえないケース、「医学博士」を取得することの本質に迫っていきたいと思います。(前回の記事を見てない方はこちらからどうぞ;医学博士ってすごいの??(博士号のあれこれ)(1)

 

 

「医学博士」になるのは難しい?

大学院から卒業するのが大変な時も・・・

 

前回までの記事を読んでいただいた方は、医学博士を取得するのは難しくないとお思いだと思いますし、その通りです。しかしながら、時として、大学院から卒業することが非常に難しいこともあるんです。それは、指導してくれる先生が厳しい場合です。

 

博士号を取得するためには、学位審査会といわれる研究発表の場が設けられ、主査1人、副査2人の審査員によって大学院生の研究成果が吟味されます。大学院生がこの審査会で自分の研究成果を審査員に対してプレゼンテーションと発表に関する質疑応答を行い、審査員が博士に相応しいかどうかを審査します。

 

この審査のシステムは大学によって少し違いがあり、医局の教授がそのまま審査員を兼ねる大学もあれば、大学によってまったく関係の無い先生が審査員に指名され、公正な目線で審査する大学もあります。医局の教授が審査員であれば、もちろん審査で落ちることはありません(やはり身内ですからね・・・)。しかし、別の先生が審査員となった場合、審査員の先生が「研究内容が博士のレベルに到達していない」と判断すれば、審査は不合格となります。

 

実際に、知り合いの先生が審査員として出席した審査会で、不合格とされた大学院生がいました。その大学院生はちょっと手伝った程度のデータを研究結果として発表し(他の先生が殆どデータを出してくれていたようです)、自分であまり実験をやってないので、審査員との質疑応答で実験内容や研究の意義について聞かれても全く答えられず、さすがに落とされたということでした。。。これは落ちて当然のレベルですね・・・

 

また審査会以前にも厳しい問題に晒されることもあります。大学院入学後に配属された研究室が凄い研究論文を連発している場合、そこの教授にとっては幼稚な論文を発表することが恥になる可能性が出てくるそうです。そのため、大学院生が頑張って論文を書いても、学術的にあまり意味のない時には、「この論文では恥ずかしくて博士の審査には出せないよ」と、大学院生が審査すら受けれないこともしばしばあります。

 

というわけで、博士号を取得しやすいのか、取得しやすいのか、については、配属される研究室の教授の方針にもよります。このように、厳しい教授や審査員にあたった場合、4年間での博士取得は難しいくなりますが、それが学生にとっては悪いことばかりではありません。それはなぜか?、次回はいよいよ医学博士の本質に迫ります!

 

 

 

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