大学病院の話

大学病院の役割(診療編・その2)

大学病院には主に3つの重要な役割があります。

  • 診療
  • 研究
  • 教育

(1,診療についての続きです。)

大学病院の大きな特徴として、お医者さんの数が多いことを説明しましたが、是非、みなさんに知っていただきたいことがあります。

それは、大学病院だからといって、「スーパードクターが集まっているわけではない」ということです。

 

優秀な人もいれば、あまり優秀でない人もいて、年よりもいれば駆け出しの若い人もいます。

最近は、大きな病院を受診する傾向にあることが時折話題になっていますが、良い診療を受ける為に重要なことは、病院ではなくて、担当の先生がどれくらいしっかりと診てくれるかにかかっていると言っても過言ではありません!

 

大学病院は若い先生の勉強の場でもあり、1-2年勉強してその後に町中の病院で働いていたり、ある程度年を重ねると、やはり町中の病院に出て行かなければいけないことも少なくありません。

 

では、ずーっと大学病院で働き定年まで働いている人はいるのでしょうか?

ずばり、定年まで身分が保証されているのは、「主任教授」のみです。

それ以外の先生方は、大学と町中の病院を行ったりきたりしているので、大学の外でも出会うことが可能なのです。

 

大学病院のお医者さんを思い浮かべると、なんとなく過ごそうな印象をもたれる方も少なくないような気がしますが、こんな内実を聞くと、お近くの病院の先生とあまり変わらないことがなんとなくお分かりいただけるのではないでしょうか。

 

繰り返しになりますが、良い診療を受けるために一番重要なことは、病院の規模ではなく、一生懸命診てくれる先生を探すことではないかと思います。

 

では、大学病院の先生たちは何がすごいのか?

 

それは「研究」です

 

大学病院にはスーパードクターはあまり居ませんが、スーパー研究者が集結しています!!

というわけで、大学病院と研究の話に続きます。

 

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