コロナ流行中の外来診療 未分類

民間病院の厳しいコロナ診療体制④

感染拡大でギリギリな民間病院でのコロナ診療

前回の続きです。。。

 

自宅(施設)に帰せない!?

 

(前回の続きです)発熱した患者さんが受診して、検査の結果からコロナウィルス感染による肺炎が疑われましたが、残念ながら受け入れる病院を探したところ全くベッドが無いので、自宅(施設)に帰さなければならなくなりました。

 

もともと施設入所中の患者さんで、寝たきりに近い患者さんだったので、施設に帰さなければいけないのですが、施設の職員に経緯と現状を説明したところ、なんと、、、

 

「施設には連れて帰れません」

 

「施設の送迎車も帰ってしまいました」

 

とのこと。施設に帰れないので、自宅で介護してくださいと言い出しました。それを聞いたご家族は、絶句してカンカンに怒り出してしまいました。残念ながら、病院としてはやってあげられることはなく、入院もさせてあげられないので、あとは施設職員と家族の話し合いでどこに帰るのか決めるしかありません。

 

施設としては、やはり施設内での感染拡大が心配で、もはや施設の送迎者にも乗せたくないと一点張り。家族も突然家で見るなんて不可能だと強烈に拒否し、お互いの気持ちや立場は理解できるものでした。しかし、いくら翌朝まであと数時間しかないとはいえ、物理的に家族が介護するのは困難な患者さんでもあり、家族はお金を支払ってサービスを受けているわけですから感染したからといって突然施設がサービスを止めるというのは、若干許されないような気もします。

 

こんなすったもんだがあり、結局、しぶしぶ施設が連れて帰ることになりました。このとき既に深夜になってしまい、こちらもぐったりでしたが。。。(涙)

 

 

 

医療体制の不備が感染拡大につながっている可能性も

最近の感染拡大に伴って、実際にこような入院難民になってしまうケースがかなり増えてきています。ベッド状況が厳しくなっているので当たり前ですが・・・

 

今回のケースも、おそらく施設内にすでに感染者が既にいて、患者さんを施設に帰すことでさらに感染を拡大させてしまう可能性もありますし、自宅に帰しても家族内感染を引き起こす可能性がありました。しかし、残念ながら、医療体制の悪化により物理的に入院が困難でした。

 

このような状況では、コロナウィルスの感染が分かっても、そこからの感染が止めることが非常に難しく、更なる感染拡大に歯止めをかけることが困難になるのではないかと思います。

 

現在行われている感染対策の柱は、感染者を洗い出し、濃厚接触者を探してさらなる感染を抑えていくというものですが、保健所での対応は限界に達しており、今回のように医療体制が崩れかけていては感染者・濃厚接触者を洗い出しても意味がない状況になってきているのかもしれません。

 

正直言って、感染拡大を防ぐこれまでの取り組みは限界に達してきている気がしますが、行政の次なる一手に期待したいところです。皆さんも、コロナウィルスはかなり身近にせっまって着ていますので、お気をつけ下さい!!

 

 

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