よもや話 大学病院の話

MR(医薬情報担当)さんのあれこれ(5)(迷惑なMRさん②)

大学病院のMRさんのあれこれ(迷惑なMRさん・優秀なMRさん)

今回もまたは迷惑なMRさんの続きです。。

 

 

 

迷惑なMRさん

②薬の必要な情報提供をしてくれないMRさん

病院で処方される薬には病気を治したり症状を和らげたりする効果がある一方で、多かれ少なかれ必ず副作用があります。MRさんは新たに発売された薬を売りこむための営業マンなので、薬の効果を一生懸命宣伝します。

 

しかし、薬の副作用は時に患者さんに重篤な副作用を引き起こすので、薬の効果だけではなく、薬の副作用の情報も極めて重要です。その副作用の情報を速やかに伝えることができるかどうか、MRさんの実力が問われるところだと思います。特に新しく発売される薬では予期せぬ副作用が起こることがあり、その重要性はなおさらです。

 

まだ記憶に新しいと思いますが、京都大学の本庶佑先生がノーベル賞を受賞されて有名になった抗癌剤(オプジーボ、ニボルマブ)は、免疫のブレーキを外して免疫細胞に癌を攻撃させるという全く新しいタイプの抗癌剤です。

 

これまでの抗癌剤と比べると、非常に効果が高く、末期の肺がんであっても治ることが稀ではありません(値段も非常に高いのですが・・・)。その卓越した効果を発揮する一方で、恐ろしく重篤な副作用が起こる頻度も高いことが分かってきました。しっかりと対応すれば改善することも分かってきているのですが・・・・

 

先日、僕の担当患者さんで、オプジーボの販売会社ではない某製薬会社から発売されている同様の抗癌剤を使っあとから、命に係わる副作用が出現したため、某製薬会社のMRさんに「副作用に関するこれまでのデータや試された対応策の情報を至急下さい」とお願いしたところ、

 

MRさんは・・・、「それは弊社の社外秘なので、お持ちできません」とのことでした。。。

 

 

ちーん。。。

 

 

さすがに、病院内で問題になり、そのMRさんは程なくして病院から居なくなりました。。。この手の迷惑MRさんは患者さんの命に直結するかもしれないので、もう少し患者さんのことを考えてほしいものです。。

病院ではたまにこんなことが繰り広げられています(笑)

 

 

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