診療科別の特徴(の続きです)
さあ、いよいよ第1位です。怖い診療科のダントツトップは、麻酔科 です。
【麻酔科】
おそらく、一般の方々とはもっとも縁遠い診療科ですが、我々の世界では外科はもちろんのこと、内科でもかなりお世話になる診療科で、頼りになる先生達です。
しかし、麻酔科が活躍しているとき、患者さんは寝てるので、その存在にはあまり気がつかないかもしれません(^^;)
麻酔科もまた女医さんの数がすさまじく多いです。なぜなら、この業界では珍しく、定時に通勤して定時に帰宅することができるからです。
緊急手術以外は日中に手術を行うので、麻酔科の先生は担当の手術が終わるとそのまま定時に帰宅します。夜間は当直医が対応したり、日中から開始された手術が夜間帯まで延長されたとしても、夜間担当の先生に引き継いで帰ります。(人の少ない医局は悲劇的な勤務環境になることもありますが・・・)
そして、麻酔科にはもう一つ、他の科にはない大きな特直を持っています。それは、、、
「患者さんとほとんど話すことがない」
ことです。
すなわち、麻酔科に進む先生は、患者さん、いや、人と話すことがあまり好きではない人が集まってします可能性をはらんでします。
僕が研修医の時に麻酔科で2ヶ月ほど研修をさせてもらいましたが、とにかく怖い女医さんが多くて、大変でした。
研修医は指導医の先生と一緒に2人で麻酔管理をするんですが、だれとペアになるかでその日の運命が決まってしまうので、一緒に麻酔科をまわっている研修医の皆は発表される前日の朝はどきどきでしていました。(一人だけ男の先生がいて、仏のような先生だったので、とにかくこの男の先生とペアーになりたいと皆が思っていました。麻酔科の男の先生は優しい先生が多い気がします^^)
僕も、非常に厳しい指導医の女医さんとペアになることが多く、ハイレベルな麻酔を必要とする患者さんを一緒に診させてもらいました。が、、、
「なんでこんなことも知らないの(怒)」
「もっと手際よくやりなさいよ(怒)」
「この麻酔の最新の論文を調べてきて、明日朝までに。」
っと非常に厳しかったことは忘れられません。一生懸命高度な知識と技術を叩き込んであげようという優しさゆえの親身な指導なんですが、駆け出しの研修医には辛すぎました・・・(涙)
こんな感じで、厳しくてちょっと怖いところもありますが、元々プライベートの充実も見越して選んでいる先生も数多く、ほとんどの先生がご結婚され、温かい家庭を築いている感じがします。
診療科としても、麻酔をするだけではなく患者さんの全身管理・集中治療が得意な先生も多く、本当にすごい先生達だなと個人的には尊敬しています。
そんなわけで、今回の結論です。
・麻酔科は勤務環境が恵まれていることが多い(人の多い医局に限る)。
・人と話すことが好きではない先生が多い可能性がある
・怖い先生が多いが、プライベートの充実率が極めて高い
いかがだったでしょうか。もし麻酔科の先生と出会うことがあれば、ちょっと思い出してみてください!
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