大学病院の話

大学の当直事情①(普通の病院との違い)

 

おはようございます。いよいよ緊急事態宣言が解除され始めましたね!
皆さんの周りはどうでしょうか。僕の周りは、まだまだ解除されていません。。

 

僕はというと、ステイホームしたいのですが、今日は状態の良くない患者さんがいるので土曜日ですが病院に行かなければ(^^;)。。

もちろん当直してくれてる先生がいるのでお任せは出来るんですが、顔を見に行くと喜ばれることも多いのでちょっと足を運ぶことにしています。

 

せっかくなので、今日は大学の当直事情についてお話します!

 

普通の病院の当直体制は、内科1人と外科1人体制のことが多いんですが、小さい病院だと内科当直1人だけで何も検査ができないというところも少なくありません。

最近は脳卒中科や循環器(心臓)内科をおいて、脳卒中・心筋梗塞にすぐ対応できるようにしている中規模病院も増えています。

では、大学病院はどうかというと、、、

 

 

ほぼ全ての診療科の先生が夜も当直室でスタンバイしてます!

しかも、かなり少ない当直手当で・・・

 

おそらく、普通の病院の5-10分の1程度です^^;。

 

 

では、夜・休日に大学病院に行けばどの診療科でも診てくれるのでしょうか??

 

→答え:実際は殆ど診てくれません・・・

 

 

その大きな理由は、大学病院はやはり「最後の砦」的なところもあるので、ほんとうに重症で大変な患者さんが運ばれてきたら全力で治療を開始しますが、逆に重症でなければ当直スタッフの力を温存して重症患者に備える必要があるからです。

診てくれればいいのに・・・、と思う方も多いかもしれませんが、日本の夜間・救急のシステムがそのようになっているんです。。

 

 

お気づきの方も居るかもしれませんが、このように夜間・休日は、軽い症状で病院に行くとしっかり診てもらえずに、時間を大幅にロスする可能性が高いんです。。

その理由は・・・、次回、「夜間の救急を受診する際の注意点」に続きます

 

 

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