コロナウィルスの影響でお医者さんのお給料が減少
前回に引き続き、今回もコロナウィルスの流行がお医者さんの収入にどのように影響しているのか、少し詳しく見ていきます。
大学病院のお医者さんのお給料減少パターン
アルバイトが禁止される
大学病院のお医者さんは、もともと大学病院から貰っているお給料が非常に少なく、アルバイトが収入の大きな柱となっていることは前回お話したとおりです。
にも拘らず、なんと都内のいくつかの大学病院では、コロナウィルスの院内感染を予防する観点から、大学病院がアルバイトは一切禁止という方針を打ち出しました。
その結果、生活に困窮する先生が続出し、不平不満が飛び交う大変な事態となりました。さらに困ったのが無給医や大学院生の先生で、収入の柱を禁止され、大学院生は研究活動も一定期間禁止となってしまい、プータローに近い状況になってしまいました(涙)。。(無給医の話はこちら:これは大変! 大学病院の無給医の話(1))
また、多くの大学病院で、コロナウィルス診療チームが結成されましたが、このチームに参加している事を理由に、アルバイトに来ることを拒否する医療機関もあり、アルバイト(外勤)の状況が混沌としていきました。これは他の先生にとっても、非常に悲しい話でした。。。(涙)
まあ。止むを得ないと言えばそうなんですけどね^^;。。。
現在の状況は??
そんな激震が走りましたが、少しずつコロナは落ち着き、現在はコロナの落ち着きとともに元に戻るかと思いきや・・・、
まったくそんな事はありません!!!。
外来の人数を2人に減少させた医療機関は、そのまま再増員することなく診療を継続してますし、大学病院によって外勤を禁止された先生は、禁止が解除されて以前と同じアルバイト先で働こうと思っても、残念ながら既に別の先生が雇われていたということも少なくなかったようです。
逆に、大学からのアルバイトを拒否したクリニックは、大学側がその仕打ちを恨んでか、医局の先生をアルバイトとして派遣する事を一切止めてしまったりと、混沌とした状況が続いています(^^;)。
僕の働く大学病院はどうかというと、ありがたい事に、アルバイト禁止令は出ず、比較的コロナ前と同じような環境で仕事をする事ができました。ただ、何人かの先生が、アルバイト先でコロナ感染疑いの患者さんと濃厚接触して、出勤停止になってました・・・
いったい何が正解なのか、良くわかりませんね(笑)
このように、大学病院に勤務していて収入が減少した先生は少なくないようです。。また、大学病院以外の医療機関でも収入が減って大変なところが少なくないようです。その辺りを引き続き見ていきたいと思います(次回に続く)
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